村治佳織ギターリサイタル~和泉シティプラザ 弥生の風ホール2010/03/20 [村治佳織]

村治佳織ギターリサイタル
 ~和泉シティプラザ 弥生の風ホール2010/03/20

出演
村治佳織(ギター)

曲目

第1部
・戦場のメリークリスマス(坂本龍一/佐藤弘和編)
・エナジー・フロー(坂本龍一/佐藤弘和編)
・ティアーズ・イン・ヘヴン(クラプトン&ジェニングス/佐藤弘和編)
・『ウェストサイドストーリー』組曲(バーンスタイン/モレル編)
・組曲 ホ短調 Bux WV.236(ブクステフーデ/ブリーム編)

第2部
・ハンガリー幻想曲 op.65-1(メルツ)
・ノクターン op.9-2(ショパン/タレガ編)
・トロイメライ ~子供の情景 op.15(シューマン/タレガ編)
・一億の祈り ~映画『火垂るの墓』実写版(谷川公子/渡辺香津美編)
・ギターのための12の歌より(武満徹編曲)
  失われた恋
  シークレット・ラヴ
  サマータイム
・ジョンゴ(ベリナティ)
・サンバースト(ヨーク)

アンコール
・タンゴ・アン・スカイ
・アルハンブラの想い出



14:00~16:00


和泉シティプラザ弥生の風ホールは、
泉北高速鉄道の和泉中央駅からすぐのところにあります。
梅田からは地下鉄御堂筋線でなんば駅まで行き、
南海電鉄が和泉中央駅まで乗り入れています。

和泉中央駅には13時前に着きました。
お昼をとっていなかったので、
ちょっと軽食してからホールへ向かいました。

開場は13:30で10分前に着きました。
まだまったく人は並んでいません。
周りにも人はまばらです。






開場5分前ぐらいにやっとスタッフが、
こちらにお並びくださいと声をかけていました。
開場して僕は3番目に入場しました、史上最速です(笑)

ロビーはかなり狭いです。
片隅でCDを販売しています。
前回のやまと郡山では、
ポートレイツの初回限定盤にサインをもらいましたので、
今回は通常盤にもらうことにして、購入しました

入場するまではプログラムにサインをもらおうかと思ってましたが、
あまりにペラペラのチラシみたいなものだったので変更です。

ホールはとってもきれいでステージ上部の天井には大きく、
「和泉シティプラザ、弥生の風ホール」と影絵がライトアップされています。

席は右ブロックの前から8列目です。
なんだかやたらめったらスタッフがいてうろうろしています。
落ち着かないしちょっとうっとおしいなぁと思いました

客層は非常に年齢層が高いです。
ざっと見たところ平均年齢は50才以上だったのではないでしょうか。
どうやら地元の方が多いようです。


14時になり開演しました。
拍手の中、村治さんが入ってきます。
今回はなぜかステージ中央に一段高いステージが作られていて、
けっこう足を上げて上らなければなりません。

村治さんが椅子に座って、チューニングをします。

・戦場のメリークリスマス(坂本龍一/佐藤弘和編)

おもむろに弾き始めましたが、
どうも全体的に音がはずれている感じです。
村治さん自身も戸惑っていたのか、
調子が悪いだけなのかきれいに弦を弾けていない音もあります。

う~ん、ちょっとモヤモヤしながら演奏が終わってしまいました。

会場の温度変化などでうまく音程がとれなかったのでしょうかねぇ(>_<)


演奏が終わって、村治さんがマイクを取ります。

「みなさま本日はお集まりいただきありがとうございます。
 一曲目は坂本龍一さんの曲で戦場のメリークリスマスでした。
 続いて3曲聴いてもらいます。
 最初はまた坂本龍一さんの曲でエナジーフローです。
 その次はティアーズ・イン・ヘヴンで、
 これはエリッククラプトンが自分の子供を亡くしたときに、
 立ち直るきっかけとして作った曲です。
 3曲目はウェストサイドストーリーで、
 これはバンクーバーオリンピックフィギュアスケートの鈴木明子さんが、
 フリーの演技のときに使用していた曲でもあります。」

・エナジー・フロー(坂本龍一/佐藤弘和編)
・ティアーズ・イン・ヘヴン(クラプトン&ジェニングス/佐藤弘和編)
・『ウェストサイドストーリー』組曲(バーンスタイン/モレル編)

エナジー・フローの演奏が始まりましたが、
どうもまだ音程がおかしいです。
村治さんも弾きながら何度もペグに手が伸びます。
この曲もあれよあれよのうちに終わってしまいました、あぁー(>_<)

村治さんがチューニングを大きく振ります。
結局、弦が馴染んでないか何かだったのでしょうかねぇ。
必要以上に音を振っていました。

なんとか落ち着いて、ティアーズインヘヴンの演奏が始まりました。
お、これが本物の演奏ですねぇ~音程もばっちりです
やっと安心して聴くことができました。
ティアーズインヘヴンは何度聴いても心打たれるものがありますねぇ~

ウェストサイドは、
僕はフィギュアスケートも大会があればテレビで必ず見るほど好きなので、
鈴木明子さんの滑っていた感じが想像できました。


3曲終わって村治さんがマイクを握ります。
「次はパイプオルガンの曲でこれをギター用に編曲したものです。」

・組曲 ホ短調 Bux WV.236(ブクステフーデ/ブリーム編)

やまと郡山でもそうでしたが、
パイプオルガンの音が頭の中で重なってきます。
短い曲が4つ組み合わさっている曲でした。


演奏が終わって大きな拍手の中、第1部が終了しました。



20分休憩



チャイムが鳴って第2部が始まりました。
再び村治さんが足元に気をつけてステージ上がります。
なんだかこのひな壇みたいなステージは、
ほんとに必要なんでしょうかねぇ???


「4曲続けて聴いていただきます。」

・ハンガリー幻想曲 op.65-1(メルツ)
・ノクターン op.9-2(ショパン/タレガ編)
・トロイメライ ~子供の情景 op.15(シューマン/タレガ編)
・一億の祈り ~映画『火垂るの墓』実写版(谷川公子/渡辺香津美編)

村治さん
「次の曲は武満徹さんの編曲で、もう亡くなられてしまったのですが、
 生きていたらもっとたくさんいい曲を残していただけたのになと思います。
 武満さん自身はギターはまったく演奏されなかったのですが、
 それなのによくこんなに素晴らしいアレンジができたなぁ、
 すごいなぁと思います。」

・ギターのための12の歌より(武満徹編曲)
  失われた恋
  シークレット・ラヴ
  サマータイム

「ジョンゴはブラジルのサンバの雰囲気の曲です。
 今日最後になる曲はサンバーストでトヨタのアリオンのCM曲です。
 最近のエピソードとして、
 「じゃーなる」という番組に出させていただいたときに、
 演奏したことがあります。
 そのときに番組の時間の都合上、1分におさめてくれと言われ、
 テンポをアップしたり工夫しながら練習で64秒でなんとかおさまりました。
 2回目にリハーサルをしたときもぴったり64秒だったのでびっくりしました。
 むかえて本番も、なんと64秒で演奏が終わってかなり驚きました。」

・ジョンゴ(ベリナティ)
・サンバースト(ヨーク)

ジョンゴ大好きですねぇ、
ギターのサイドや弦の上を手のひらでタンタンッと、
叩くところがとってもおもしろいです

演奏が終わって村治さんが拍手の中、退場します。
拍手が続きます。

村治さんがアンコールに出てきました。


アンコール
・タンゴ・アン・スカイ

村治さんといえば「これ」みたいな曲になってますね。
タンゴ調のリズムがとっても素敵な曲です

演奏が終わって拍手が続きます。
一度村治さんが退場してまた出てきました。

マイクを握ります。
「いつもはアンコールでステージを2回ぐらい往復するのですが、
 今日は台とか段差があるので1回です。」

会場(笑)

「アルハンブラの想い出を聴いてください。
 本日はありがとうございました。」

・アルハンブラの想い出

他の公演はわかりませんが、
この曲も必ずといっていいほど演奏しているのでしょうね


大きな拍手の中リサイタルが終了しました。


次はサイン会です。
ロビーが狭いのでホールから出る人とサイン会に並ぶ人で、
なんだかとっても混雑しています。
サイン会は人数的には200人も並んでいなかったような。。
そんなに多くは感じませんでした。

列は村治さんの正面に2列に並ぶ形でした。
やっぱり机に沿ってならぶよりもこの方が、
本人に接する時間が取れて良い気がします。

10分も待たずに僕の順番が回ってきました。

CDを渡して一言、
「明日の神戸公演もうかがいます。」

村治さん、
「そうなんですか、ありがとうございます~」

僕、
「今日は素敵な演奏をありがとうございました。」

村治さん、
「ありがとうございました」

と言って会釈してくれました。
村治さんは背筋が伸びていてとっても素敵ですねぇ


サイン会が終わってご機嫌で和泉中央駅へ向かいました。
着くと改札の手前で人が集まってます。
架線トラブルで電車が止まってるではないですか。
結局40分ぐらい足止めを食らいました。
まぁでも帰りで良かったです。
リサイタルへ行く途中だったらかなり焦ったかもしれませんし。

電車の運行が再開し、
まさにおだやかな「弥生の風」が吹く中、
今日の余韻を残しつつ、明日の神戸へ向けて帰途につきました。



ひでさん
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コメント 12

oto

余韻は良いんでしたかな・・・?
さぞ 帰りは静かな電車で、余韻を噛み締めてかえりたかったのでは・・・・・やたらギャルの多い車両で、思わず女性専用車かと、とまどったものです。

【架線に異物が落ちていたみたいですね・・・アナウンスの調子がおかしくて、架線に汚物が落ちていて、うんこうをとりやめ・・・なんて、聞こえちゃいました。】
by oto (2010-03-24 22:44) 

ひでさん

otoさん

余韻は良いんでした(笑)
うまいですね[嬉しい顔]

あ、帰りの電車は僕もかなり女の人多いなぁと感じました。
なんか女性専用車両に間違って乗ったのかと[飛び散る汗]
近くで女性が集まるイベントなんかがあったのですかねぇ。

リサイタル良かったですね[るんるん][嬉しい顔]
by ひでさん (2010-03-24 23:04) 

ジミニスト

新しい弦だったのでしょうか?
ある意味貴重な場面でしたね。。
  (^_^)
by ジミニスト (2010-03-25 00:15) 

ひでさん

ジミニストさん

貴重な体験といえばそうですね[嬉しい顔]
けど、どうしちゃったのかなぁと思いました。
弦はピカピカに光っていましたし、やっぱり馴染んでなかったのかなぁ??
by ひでさん (2010-03-25 00:26) 

Sarah Mania

ギターのチューニングは演奏前に確認するでしょうから、演奏中におかしくなったんですかね...

同じライブに連日ですかぁ [ふらふら]
同じライブに何度も行きたいと思いますが、未だ行った事がないですよ...
by Sarah Mania (2010-03-25 01:11) 

ペペロンチーノ

いつも感心しますがひでさんの記憶力すごいですね[晴れ]
MCとかよく憶えてられるな~と思って
by ペペロンチーノ (2010-03-25 05:11) 

ひでさん

Sarah Maniaさん

僕も理由はよくわかりません[飛び散る汗]
たぶん会場の温度と弦の馴染みと両方だったのかなぁと。。

サラさんのライブに2日連続とかはないのですか?
洋楽系のアーティストはめったに日本に来ないので、
来日するとけっこう連チャンで行ったりする人を聞いたことがあります。
by ひでさん (2010-03-25 07:38) 

ひでさん

ペペロンチーノさん

ライブ中はキーワードぐらいはメモします。
あとは曲に結びつけて話の筋を覚えている感じです。

僕は基本、記憶力が悪いのでほんとは全部メモできたらいいのですが[落胆した顔]
by ひでさん (2010-03-25 07:44) 

Sarah Mania

Sarahは去年ツアーがあったんですが日本は5回公演ですから...
ワールドツアーになりますから日本ではそれくらいしかできないようです

近場では大阪城ホール1回きりでした
おまけにチケットが取れず、オークションで8万まで行ってました
さすがに行けないですよ 5年ぶりだったのに...
by Sarah Mania (2010-03-26 23:52) 

ひでさん

Sarah Maniaさん

そんなにすごいのですか(*_*)
チケット取れないのは泣きそうになりますね[落胆した顔]
公演が1日だけっていうのがまた条件きびしいですね[飛び散る汗]

全然関係ないですが、
僕の友達によると長渕剛なんかは10万とか余裕でつくそうです。。
by ひでさん (2010-03-27 00:01) 

Sarah Mania

人気アーティストだとそんなですね ファン心理を商売に利用されてますね 現地にいたダフ屋がネットに移転したんですよね
困ったもんです...
by Sarah Mania (2010-03-27 00:09) 

ひでさん

Sarah Maniaさん

そうそう、最近はダフ屋はさっぱり見かけなくなりました。
昔はダミ声のおっさんに「兄ちゃん券余ってへんかぁー」とよく言われましたが[飛び散る汗]

なんだか良い席がたくさんオークションにかけられたりしていて、
業者が良い席を買い占めたりっていうのがありますね。パンチ[手(グー)]ですよほんとに。
by ひでさん (2010-03-27 08:10) 

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