長富彩「リスト/巡礼」発売記念コンサート&トーク~タカギクラヴィア松涛サロン2011/07/31 [長富彩]
長富彩「リスト/巡礼」発売記念コンサート&トーク
~タカギクラヴィア松涛サロン2011/07/31
Program A
エステ荘の噴水《巡礼の年》第3年 S.163より
献呈 S.555(シューマン作曲/リスト編曲)
超絶技巧練習曲 第10番ヘ短調 S.139/10
ペトラルカのソネット 第104番《巡礼の年》第2年 S.163より
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
Program B
『リゴレット』の主題による演奏会用パラフレーズ S.434
愛の夢 第3番 S.541/3
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
糸を紡ぐグレードヒェン S.558(シューベルト作曲/リスト編曲)
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
孤独のなかの神の祝福 詩的で宗教的な調べ 第3番 S.174/3
Program A 12:00~13:30
Program B 15:00~16:30
ピアニストの長富彩さんのニューアルバム発売記念コンサートに行ってきました。
会場のタカギクラヴィアは、渋谷駅から道玄坂の通りを歩いて10分ほどのところにあります。
前日の晩にあーや(平原綾香)のコンサートが広島であったので、
広島の終演後、名古屋まで移動して一泊、当日の朝に東京まで移動という少し強行軍でした。
10時過ぎに新幹線で品川に着き、山手線のホームに降りると寒い(>_<)
この日は雨がパラパラしたり曇り空でした。
もうすぐ8月なのにこんなに気温が低くていいのかなぁー
山手線で渋谷まで。渋谷の賑わいは相変わらずですねぇー
人が多すぎて歩きたくなーい(>_<)
なんというかその中を掻き分けて10:40ぐらいに会場へとたどり着きました。
というか、もう人が3人ほど並んでいたので会場がわかりました。
誰もいなかったら通り過ぎてしまっていたでしょう。
そのぐらい目立たないところでした。
タカギクラヴィアはいろんなところで名前を耳にしていたので、
一度どんなところか訪れてみたかった場所です。
4番目に並んで待っているとクラヴィアのスタッフの方が、
どうぞ中に入ってお待ちくださいということだったので中に入りました。
開場は11:30の予定でしたが、まだ11:00でした。
(どこのコンサートでもこういう計らいがあったら楽なんですけどねー)
会場に入ると縦に長いサロンになっていて、奥の壁際にグランドピアノが1台置いてありました。
ピアノはサロンの幅にしてみたら結構ぎりぎりな感じに収まっています。
席は横並びに5席、縦に約10列という感じでした。
この日は自由席だったので、僕は彩さんの手元と顔が見える位置に席を取りました。
もちろん最前列です。
12:00の開演までまだ1時間ほどあるので、
会場のすぐ隣にあるタカギクラヴィアのカフェに行きました。
明るくてとてもきれいなカフェです。
ハニー&レモンのフルーツティーを頼んでみましたが、
砂時計が落ち切ったところが飲み頃ですということでした。
ポットもお皿もティーカップも透明でとても素敵でした。
とくにお皿はカップのくぼみがないところが気に入りました。
ゆっくりお茶を楽しんでいましたが、けっこうすぐに時間が経ちました。
開演が近づいてきたので会場に移動し席に着きます。
お客さんは椅子50個が全部埋まる盛況で、追加の椅子も出ていたんじゃないかと思います。
12:00になり、Aプロが始まりました。
スタッフが出てきてAプロの流れを説明します。
タカギクラヴィアの高木社長のお話、長富さんの演奏1時間、
音楽評論家の平林さんとのトークコーナー20分ということでした。
まず高木さんがピアノの前でマイクを持って、この日の演奏で使われるピアノのお話がありました。
ピアノは1912年にニューヨークで作られたCD368(Concert D368)というスタインウェイで、
コンサート専用として作られたものらしいです。
(そこらのコンサートでよく見かけるのはDxxx
工房でもDシリーズとは別に、CDシリーズ専用のラインで作られていた。)
このスタインウェイは言ってみればF1マシンを操るようなもので、
とても弾くのが難しいが、弾きこなせる人が演奏すると素晴らしい音色を響かせてくれるということでした。
タカギクラヴィアにはよく、有名なアーティストがスタインウェイを貸してくれという依頼がくるようなのですが、
ピアノのをしっかり使いこなし音を引き出せる人以外には貸し出さない、
というポリシーがあるといったお話でした。
長富さんの場合も「素晴らしい演奏家がいる」というのを言われたらしいのですが、
高木さんは実際に演奏を聴くまでは疑ってかかっていたということでした。
この子なら使いこなせると判断してもらった長富さんは改めて素晴らしいですね。
このCD368は長富さんのデビューアルバム「イスラメイ」からずっと貸し出ししているもので、
各地の長富さんのライブにはこのCD368を会場に運んで演奏しているらしいです。
高木さんのお話が10分ぐらいで終わって、いよいよ長富さんの演奏です。
ピアノの左のすぐそばの小さい扉、というよりドアといったほうがいいでしょう、
そこから彩さんが出てきました。
拍手の中、彩さんは一礼してピアノの前に座り演奏を始めました。
衣装は黒地に赤い薔薇がたくさんデザインされたワンピースです。
足元はシルバーのヒール。
そのまま街中を歩いていてもとくに違和感のない格好です。
Program A
エステ荘の噴水《巡礼の年》第3年 S.163より
献呈 S.555(シューマン作曲/リスト編曲)
超絶技巧練習曲 第10番ヘ短調 S.139/10
ペトラルカのソネット 第104番《巡礼の年》第2年 S.163より
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
演奏は一曲終わるたびに椅子から立ち上がり、一礼してまた次の曲へという流れで、
MCなどは一切なしでひたすらAプロの最後まで約一時間弾き続けました。
最後は拍手の中、彩さんは一礼してドアの向こうに引っこみ、
拍手が続くのでもう一度出てきて一礼して引っこんでいきました。
次はトークコーナーです。
ドアが開き平林さんと彩さんが出てきました。
ピアノの前にCDラジカセが1台用意され、そろを挟むようにして2つの椅子を置き、
左に彩さん、右に平林さんが座り、トークが始まりました。
今回のアルバムはリストなので、リストにまつわる話が進みます。
リストが生きていた時代は残念ながらまだ録音機が発明されていなかったので、
彼の演奏がどんなものであったのかというのは知る由がありません。
が、彼の弟子たちの録音が残っているらしく、それを聴けば何かリストの片りんというか、
そういったものを感じられるんじゃないかということで、
当時録音された雑音混じりの演奏を平林さんがCDラジカセで再生するのを
彩さんが聴きながらクスッと笑ったりしていました。
その他、彩さんのプライベートのお話も出ました。
彩さんは子供のころは母親からピアノを習ったそうです。
彩さんの手はあまり大きくなく、
8度(ピアノの鍵盤のドレミファのド~ドまで)の大きさらしいです。
子供のころは手の開きを大きくしようと無理やりそういう曲を弾いていたという話もありました。
あと、「3日間同じものを食べて過ごせと言われたら何を食べますか?」という質問に、
「お味噌汁!」と即答していました。
さらに「木綿はダメです。絹じゃないと」と言って会場を笑わせていました。
(いや彼女は大まじめに答えていただけだったでしょう)
あと大阪の串カツが好きということで、「二度づけ禁止です」と、
また会場を笑わせていました。
(いやいや彼女は別に笑いをとろうとしていたわけじゃないと思います。
まじめな答えが笑えました)
そんなようなトークコーナーが終わって、
たくさんの拍手の中Aプロが終了しました。
直後にサイン会があったのですが、
僕が一旦会場の外に出るとBプロに入場するための列ができ始めていたので、
サイン会には参加せず、Bプロの列に並びました。
Bプロの列は10人ぐらいできていました。
ちなみにサイン会の様子もガラス越しに見られたのですが、
お客さんは10人もいなかったように思います。
ほんと一瞬で終わっていました。
彩さんもすぐに奥へと引っこんでいました。
このとき時刻は13:30、Bプロ開演は15:00なのでまだ90分も時間があります。
が、Aプロ同様、スタッフが「中に入って席をお取りください」というので、
席を確保してから、遅い昼食を取りに再びカフェへ向かいました。
前日に同じAプロ、Bプロに参加した笑むエヌさんから「マジョラムカレー」が
美味しかったという情報を得ていたので、注文してみました。
ルーは中辛を頼みましたが、そんなに辛くもなくお肉もやわらかくて本当に美味しかったです。
おかわりをお願いしたいぐらいでした(笑)
デザートに「粉雪」という名前のふわふわの食感のかき氷も付いていて、
これもとても美味しかったです。
食事なんかをしていると90分もあっという間で、開演が近づいてきたので会場へ戻りました。
15:00になりBプロが始まりました。
流れはAプロと同じで高木さんのお話、演奏、トークという順番でした。
高木さんのお話が終わって、Aプロのときと同じようにドアから彩さんが出てきます。
そして拍手の中、一礼して演奏に入ります。
衣装は今回発売されたニューアルバム「リスト巡礼」のジャケットと同じものです。
そのまま簡素なパーティになら行けそうな衣装です。
靴はAプロと同じシルバーのヒールでした。
Program B
『リゴレット』の主題による演奏会用パラフレーズ S.434
愛の夢 第3番 S.541/3
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
糸を紡ぐグレードヒェン S.558(シューベルト作曲/リスト編曲)
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
孤独のなかの神の祝福 詩的で宗教的な調べ 第3番 S.174/3
Bプロのトークコーナーでは次のような会話もありました。
平「お父様がお酒がとても好きだそうで?」
彩「私もお酒は好きです」
平「量はどのくらいいけますか?」
彩「いくらでも」
会場も「お~」という感じでした。
平「限界まで飲んだことありますか?」
彩「それはないです」
平「限界知っといたほうがいいんじゃないですか?」
彩「それは怖いのでいいです」
また会場から笑いが出ていました。
彼女はほんと、なんでしょう、屈託がないというか、
とにかくストレートですねー
トークコーナーは、
Aプロから通しで聴いていたお客さんも結構いたので、
最後の拍手はとても盛り上がりました。
次はサイン会です。
サイン会に並んだのは10人強だったでしょうか。
僕の順番がきました。
彩「あ~~」
僕の顔を見るなり、彩さんがニコニコしています。
僕「あははは~」
彩「ありがとうございます」
僕「○○に僕が撮ったタワレコの写真が載っててびっくりしました」
彩「オフィシャルのほうですよね?」
僕「そうです、そうです。今度、兵庫に来られますねー」
彩「もうすぐですねー」
僕「兵芸(兵庫県立芸術文化センター)は家からすぐ近くなんですよー」
彩「あら、そうなんですかー、ぜひ(笑)」
僕「ぜひ(笑) では」
彩「では(笑)」
と言って僕は会場をあとにしました。
長富彩さんは、演奏もトークもサイン会も終始屈託のない彩ワールドを醸し出していましたねー
1時間ずつとはいえ長時間にわたるコンサート、大変だったろうなーと思いました。
今回はプログラムにサインをもらいました。
ひでさん
~タカギクラヴィア松涛サロン2011/07/31
Program A
エステ荘の噴水《巡礼の年》第3年 S.163より
献呈 S.555(シューマン作曲/リスト編曲)
超絶技巧練習曲 第10番ヘ短調 S.139/10
ペトラルカのソネット 第104番《巡礼の年》第2年 S.163より
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
Program B
『リゴレット』の主題による演奏会用パラフレーズ S.434
愛の夢 第3番 S.541/3
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
糸を紡ぐグレードヒェン S.558(シューベルト作曲/リスト編曲)
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
孤独のなかの神の祝福 詩的で宗教的な調べ 第3番 S.174/3
Program A 12:00~13:30
Program B 15:00~16:30
ピアニストの長富彩さんのニューアルバム発売記念コンサートに行ってきました。
会場のタカギクラヴィアは、渋谷駅から道玄坂の通りを歩いて10分ほどのところにあります。
前日の晩にあーや(平原綾香)のコンサートが広島であったので、
広島の終演後、名古屋まで移動して一泊、当日の朝に東京まで移動という少し強行軍でした。
10時過ぎに新幹線で品川に着き、山手線のホームに降りると寒い(>_<)
この日は雨がパラパラしたり曇り空でした。
もうすぐ8月なのにこんなに気温が低くていいのかなぁー
山手線で渋谷まで。渋谷の賑わいは相変わらずですねぇー
人が多すぎて歩きたくなーい(>_<)
なんというかその中を掻き分けて10:40ぐらいに会場へとたどり着きました。
というか、もう人が3人ほど並んでいたので会場がわかりました。
誰もいなかったら通り過ぎてしまっていたでしょう。
そのぐらい目立たないところでした。
タカギクラヴィアはいろんなところで名前を耳にしていたので、
一度どんなところか訪れてみたかった場所です。
4番目に並んで待っているとクラヴィアのスタッフの方が、
どうぞ中に入ってお待ちくださいということだったので中に入りました。
開場は11:30の予定でしたが、まだ11:00でした。
(どこのコンサートでもこういう計らいがあったら楽なんですけどねー)
会場に入ると縦に長いサロンになっていて、奥の壁際にグランドピアノが1台置いてありました。
ピアノはサロンの幅にしてみたら結構ぎりぎりな感じに収まっています。
席は横並びに5席、縦に約10列という感じでした。
この日は自由席だったので、僕は彩さんの手元と顔が見える位置に席を取りました。
もちろん最前列です。
12:00の開演までまだ1時間ほどあるので、
会場のすぐ隣にあるタカギクラヴィアのカフェに行きました。
明るくてとてもきれいなカフェです。
ハニー&レモンのフルーツティーを頼んでみましたが、
砂時計が落ち切ったところが飲み頃ですということでした。
ポットもお皿もティーカップも透明でとても素敵でした。
とくにお皿はカップのくぼみがないところが気に入りました。
ゆっくりお茶を楽しんでいましたが、けっこうすぐに時間が経ちました。
開演が近づいてきたので会場に移動し席に着きます。
お客さんは椅子50個が全部埋まる盛況で、追加の椅子も出ていたんじゃないかと思います。
12:00になり、Aプロが始まりました。
スタッフが出てきてAプロの流れを説明します。
タカギクラヴィアの高木社長のお話、長富さんの演奏1時間、
音楽評論家の平林さんとのトークコーナー20分ということでした。
まず高木さんがピアノの前でマイクを持って、この日の演奏で使われるピアノのお話がありました。
ピアノは1912年にニューヨークで作られたCD368(Concert D368)というスタインウェイで、
コンサート専用として作られたものらしいです。
(そこらのコンサートでよく見かけるのはDxxx
工房でもDシリーズとは別に、CDシリーズ専用のラインで作られていた。)
このスタインウェイは言ってみればF1マシンを操るようなもので、
とても弾くのが難しいが、弾きこなせる人が演奏すると素晴らしい音色を響かせてくれるということでした。
タカギクラヴィアにはよく、有名なアーティストがスタインウェイを貸してくれという依頼がくるようなのですが、
ピアノのをしっかり使いこなし音を引き出せる人以外には貸し出さない、
というポリシーがあるといったお話でした。
長富さんの場合も「素晴らしい演奏家がいる」というのを言われたらしいのですが、
高木さんは実際に演奏を聴くまでは疑ってかかっていたということでした。
この子なら使いこなせると判断してもらった長富さんは改めて素晴らしいですね。
このCD368は長富さんのデビューアルバム「イスラメイ」からずっと貸し出ししているもので、
各地の長富さんのライブにはこのCD368を会場に運んで演奏しているらしいです。
高木さんのお話が10分ぐらいで終わって、いよいよ長富さんの演奏です。
ピアノの左のすぐそばの小さい扉、というよりドアといったほうがいいでしょう、
そこから彩さんが出てきました。
拍手の中、彩さんは一礼してピアノの前に座り演奏を始めました。
衣装は黒地に赤い薔薇がたくさんデザインされたワンピースです。
足元はシルバーのヒール。
そのまま街中を歩いていてもとくに違和感のない格好です。
Program A
エステ荘の噴水《巡礼の年》第3年 S.163より
献呈 S.555(シューマン作曲/リスト編曲)
超絶技巧練習曲 第10番ヘ短調 S.139/10
ペトラルカのソネット 第104番《巡礼の年》第2年 S.163より
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
演奏は一曲終わるたびに椅子から立ち上がり、一礼してまた次の曲へという流れで、
MCなどは一切なしでひたすらAプロの最後まで約一時間弾き続けました。
最後は拍手の中、彩さんは一礼してドアの向こうに引っこみ、
拍手が続くのでもう一度出てきて一礼して引っこんでいきました。
次はトークコーナーです。
ドアが開き平林さんと彩さんが出てきました。
ピアノの前にCDラジカセが1台用意され、そろを挟むようにして2つの椅子を置き、
左に彩さん、右に平林さんが座り、トークが始まりました。
今回のアルバムはリストなので、リストにまつわる話が進みます。
リストが生きていた時代は残念ながらまだ録音機が発明されていなかったので、
彼の演奏がどんなものであったのかというのは知る由がありません。
が、彼の弟子たちの録音が残っているらしく、それを聴けば何かリストの片りんというか、
そういったものを感じられるんじゃないかということで、
当時録音された雑音混じりの演奏を平林さんがCDラジカセで再生するのを
彩さんが聴きながらクスッと笑ったりしていました。
その他、彩さんのプライベートのお話も出ました。
彩さんは子供のころは母親からピアノを習ったそうです。
彩さんの手はあまり大きくなく、
8度(ピアノの鍵盤のドレミファのド~ドまで)の大きさらしいです。
子供のころは手の開きを大きくしようと無理やりそういう曲を弾いていたという話もありました。
あと、「3日間同じものを食べて過ごせと言われたら何を食べますか?」という質問に、
「お味噌汁!」と即答していました。
さらに「木綿はダメです。絹じゃないと」と言って会場を笑わせていました。
(いや彼女は大まじめに答えていただけだったでしょう)
あと大阪の串カツが好きということで、「二度づけ禁止です」と、
また会場を笑わせていました。
(いやいや彼女は別に笑いをとろうとしていたわけじゃないと思います。
まじめな答えが笑えました)
そんなようなトークコーナーが終わって、
たくさんの拍手の中Aプロが終了しました。
直後にサイン会があったのですが、
僕が一旦会場の外に出るとBプロに入場するための列ができ始めていたので、
サイン会には参加せず、Bプロの列に並びました。
Bプロの列は10人ぐらいできていました。
ちなみにサイン会の様子もガラス越しに見られたのですが、
お客さんは10人もいなかったように思います。
ほんと一瞬で終わっていました。
彩さんもすぐに奥へと引っこんでいました。
このとき時刻は13:30、Bプロ開演は15:00なのでまだ90分も時間があります。
が、Aプロ同様、スタッフが「中に入って席をお取りください」というので、
席を確保してから、遅い昼食を取りに再びカフェへ向かいました。
前日に同じAプロ、Bプロに参加した笑むエヌさんから「マジョラムカレー」が
美味しかったという情報を得ていたので、注文してみました。
ルーは中辛を頼みましたが、そんなに辛くもなくお肉もやわらかくて本当に美味しかったです。
おかわりをお願いしたいぐらいでした(笑)
デザートに「粉雪」という名前のふわふわの食感のかき氷も付いていて、
これもとても美味しかったです。
食事なんかをしていると90分もあっという間で、開演が近づいてきたので会場へ戻りました。
15:00になりBプロが始まりました。
流れはAプロと同じで高木さんのお話、演奏、トークという順番でした。
高木さんのお話が終わって、Aプロのときと同じようにドアから彩さんが出てきます。
そして拍手の中、一礼して演奏に入ります。
衣装は今回発売されたニューアルバム「リスト巡礼」のジャケットと同じものです。
そのまま簡素なパーティになら行けそうな衣装です。
靴はAプロと同じシルバーのヒールでした。
Program B
『リゴレット』の主題による演奏会用パラフレーズ S.434
愛の夢 第3番 S.541/3
ラ・カンパネラ パガニーニによる超絶技巧大練習曲 第3番 S.141/3
糸を紡ぐグレードヒェン S.558(シューベルト作曲/リスト編曲)
スケルツォーソ クリスマス・ツリー曲集 第5曲 S.186/5
カリヨン クリスマス・ツリー曲集 第6曲 S.186/5
ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S.244
孤独のなかの神の祝福 詩的で宗教的な調べ 第3番 S.174/3
Bプロのトークコーナーでは次のような会話もありました。
平「お父様がお酒がとても好きだそうで?」
彩「私もお酒は好きです」
平「量はどのくらいいけますか?」
彩「いくらでも」
会場も「お~」という感じでした。
平「限界まで飲んだことありますか?」
彩「それはないです」
平「限界知っといたほうがいいんじゃないですか?」
彩「それは怖いのでいいです」
また会場から笑いが出ていました。
彼女はほんと、なんでしょう、屈託がないというか、
とにかくストレートですねー
トークコーナーは、
Aプロから通しで聴いていたお客さんも結構いたので、
最後の拍手はとても盛り上がりました。
次はサイン会です。
サイン会に並んだのは10人強だったでしょうか。
僕の順番がきました。
彩「あ~~」
僕の顔を見るなり、彩さんがニコニコしています。
僕「あははは~」
彩「ありがとうございます」
僕「○○に僕が撮ったタワレコの写真が載っててびっくりしました」
彩「オフィシャルのほうですよね?」
僕「そうです、そうです。今度、兵庫に来られますねー」
彩「もうすぐですねー」
僕「兵芸(兵庫県立芸術文化センター)は家からすぐ近くなんですよー」
彩「あら、そうなんですかー、ぜひ(笑)」
僕「ぜひ(笑) では」
彩「では(笑)」
と言って僕は会場をあとにしました。
長富彩さんは、演奏もトークもサイン会も終始屈託のない彩ワールドを醸し出していましたねー
1時間ずつとはいえ長時間にわたるコンサート、大変だったろうなーと思いました。
今回はプログラムにサインをもらいました。
ひでさん
2011-08-28 18:02
nice!(4)
コメント(5)
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あれ? 笑里ちゃんの記事より気合入ってるのでは??
いけませんねーー(笑)
兵庫では、もっと良いことありましたか?
by あつし_makibao (2011-08-28 22:47)
色々なコンサートに行けて羨ましいな~
もう少し時間とお金があればな~と思っております
裏やましい気持ちは一切ありませんよ
by MR.K (2011-08-29 01:15)
長富彩さんのサインは
イチゴ?あ!トマトか!
(゜.゜)
by cafe-zeroの店長 (2011-08-29 07:45)
彩ちゃんもジョイジョイと同じ「絹派」なんだ。(^O^)
彼女は演奏もトークも独特の空気がありますよね。
しかし、お店でお酒飲んでたら補導されちゃいそうだけどね。(^_-)-☆
by joyjoy (2011-08-30 00:16)
あつし_makibaoさん
えっと、長富さんのはちゃんとしたお金取って長丁場だったので許してください(笑)
兵庫はサイン会などはなにもなかったのでちょっと残念でした。。
by ひでさん (2011-09-03 23:25)